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1044 From: [ 近藤和彦 ]

9月19日
出発直前に家でネットチェックインなるものをしてみる。PCでカウンターに行かなくてもチェックインできるんですねぇ。便利。ボーディングパスをプリントアウトして行けばそのまま飛行機乗れちゃうんです。ただ荷物を預けるので結局カウンターに並ぶんですが。。。チェックインしてあるという安心感で普段より遅めに空港に着いたら飛行機の出発が早まっていてあわや乗り遅れるとこでした。出発が遅れる事はしばしばあるけど早まったら放送とかして欲しいですよ。たまたまフライトスケジュール見て間に合ったからよかったけど。でも最後から3人目に搭乗。一番最後はベースの佐藤慎一氏。何度も放送で呼ばれていましたがぎりぎりセーフ。
9時間のフライトのあとサンフランシスコ空港着。
これぞカリフォルニア晴れという感じの快晴。空港レンタカーセンターでNYから向かった守屋女史と合流、2台の車に分かれ一気にモンタレーへ。約2時間のドライブ。カーナビが優れていて難なくホテル到着。明日の時間の打ち合わせも兼ねすぐに何か食べる為に車でうろうろした後、メキシカンのお店を発見し遅いランチをみんなで食べる。美味い!その後ホテルでしばし休んで今日の最終パフォーマンスのジョシュアレッドマントリオを見に会場へ行ってみようということになり夜10:30ロビーへ。そこでマリアシュナイダービッグバンドで来ているのペンちゃん(クラレンスペン)に会い大いに盛り上がる。日本を出る前に彼の奥さんのエリちゃんとメールでモンタレーでペンちゃんに久しぶりに会えるねぇとやりとりしていたので早々の再会がとても嬉しかった。だいぶ遅くなってしまったけど会場へ。しかしチケット売り場はすでにCLOSE。諦めてホテルに戻り今日は解散。さて、明日はいよいよ本番。どんなことになることやら。というか、見たい演奏が目白押し。でもパスがない我々はいくつ見られるのか。。。夜は冷えると聞いていたがめちゃ寒い。

9月20日
今日も快晴。日中は暑いくらいだけれど湿気がなく木陰はひんやりしてほんとに気持ちいい。
いよいよ本番の日。出演は14:30なのでお昼にロビーで待ち合わせて出演者用のシャトルバスで移動することに。遅い朝ご飯の後部屋で少しウォーミングアップ。いい感じのリードが見つからないが乾燥してるのでどれも鳴るような気がする。去年出演したピアノの森下滋くんらの話によると、パスをもらわないと入れるゲートをたらいまわしにされて大変だったとのこと。しかしホテルからのシャトルに乗るとそのまま会場に難なく入れた。我々の出演会場はNIGHT CLUB/BILL BERRY STAGEという建物。裕に300人は入れる。我々の前はハイスクールのビッグバンドで後はエアフォースのビッグバンド。したがってセッティングがさほど変えられないためリハは直前のマイクチェック程度のみ。控え室なども無いと聞いていたのに隣の建物にカーテンで仕切られてはいたけど立派な控え室が用意され飲み物も食べ物もちゃんと充実していました。そして、自分たちが出る会場のみのパスしかもらえないという情報でメインアリーナステージはほぼ諦めていたのに、さすが守屋純子、メンバー分はおろか同行した家族、友人の分まで[ALL ACCESS}のパスをGET!YEAH!これでいつでも会場を出入りでき、しかも全席指定のメインアリーナへも入れる事になりました。守屋さんの英語はいつもの日本語の彼女の口調、テンションそのままなのでバシ!っとパスちょーだい!と言ったのでしょう。昨年のゲルシ(森下)くんたちはこれまた苦労されたようですが難なくパスGETです。
控え室の横の建物ではドアが空きっぱなしで何かリハをやってる様子。お〜、マリアシュナイダーオーケストラではありませんか。そういえば朝ホテルロビーでまたペンちゃんに会った時、10時からリハやるって聞いたんだけど3時間近くもやってるとは。凄いバンドもきっちりリハをやってるんですねぇ。背筋が伸びる思いです。そうそう、ペンちゃんに会った時スティーブ(ウィルソン)にも会って、彼はまさか僕が演奏しに来てるとは思ってもいなかったのでめちゃくちゃ驚いてとても喜んでくれました。スティーブとも長い仲なんです。彼はプレイはもちろん素晴らしいですが人柄が本当に良くて大好きです。以前彼から楽器を買ったこともありとても親しくしていただいています。そんな彼とアメリカのジャズフェスで同じ出演者として会えることはとても光栄なことでした。しかも彼はペンちゃんとハイスクールの時からの大の仲良しなので二人からよかったねぇと祝福されました。頑張らないと行けません。マリアのリハが終わりスティーブと暫く話してシャトルでホテルに一旦戻る彼はアルト、ソプラノ、クラ、フルート、アルトフルートという沢山の楽器とスタンドを重そうに抱えていて、日本での自分の姿とダブって見え、ビッグバンドのリードはやはりこうなのかと思いました。
予定どおり14:30から演奏開始。ステージに上がると超満員の人にびっくり。1時間のセットはあっという間に終了、とともに超満員のお客さん全員のスタンディングオベーション。自分の出来は30点くらいでしたが楽しく演奏できたことが伝わったのでしょうか、その後も会場のいろんなところで、さっきの演奏は素晴らしかったよ、と何人もの人に声をかけられ握手を求められます。今日まで頑張ってきてよかったと実感する瞬間です。守屋さんのMCもたくさん笑いをとりお客さんもかなりリラックスして聞いていただけたのもよかったみたいです。演奏後会場でペンちゃんと会ったらわざわざしっかり聞きに来てくれたみたいでよかったよと言ってくれました。自分のダメだったところはある程度わかっているつもりですので素直によかったという言葉を喜びました。
会場はまさにお祭りでたくさんの出店があり、世界中の食べ物屋台やらTシャツ屋さんやら。
一旦ホテルに戻ったあと夕方からは単純にお客さんです。まずぺんちゃんやスティーブの参加してるマリアのオーケストラをアリーナで、引き続きそのままアリーナでクリスチャンマクブライドの新しいバンドを、なんとこのバンドにもスティーブは参加しています。これぞ理想ですね。オーケストラもコンボも関係なく活動できるということ。その後アリーナはナンシーウィルソンとトムスコット、テレンスブランチャードらのキャノンボールトリビュートなんですが、別の会場のアントニオサンチェスバンドを見る為に移動、途中、昼間我々が演奏した会場が入りきらないほどの人で盛り上がってるのでちちらっと覗いたらテレンスの自分のバンドの最後の盛り上がりでした。これも聞きたかったんですが。急いで目指すアントニオサンチェスの会場に着くとこちらも最後の曲。でもとても素晴らしかった。ミゲルゼノン、デビッドサンチェスの2saxにスコットコリーのベースとアントニオのドラムという編成。強力に皆上手かった。この編成もやってみたいものなのでとても興味深かったです。そのまま同じ会場で先ほどアリーナで見たマリアのオーケストラ。野外で見るよりやはり屋内でしっかり聞くほうが満足します。ペンちゃん、スティーブともに凄い演奏でした。特にスティーブのソプラノは憧れますなぁ。。。この日は他の会場でマットウィルソンとビルフリーゼルのデュオやマークキャリーのトリオとか見たいものだらけでした。さすが本場のジャズフェスです。0:30過ぎにマリアの演奏が終わりホテルへ。この時間まで演奏があるというのも日本では考えられないです。ペンちゃんはこの後朝4時に出発してNYに戻るとのこと。タフじゃないとやっていけませんね。モンタレーからNYって直行便でも6時間くらいかな、経由便だと7、8時間はかかるでしょう。
ホテルのロビーはバーになっていてハウスバンドも入ってるのですがぐちゃぐちゃにミュージシャンがいて打ち上げ状態。そこかしこに有名人です。メシオパーカーやテレンスやエリックリード、クリスチャンマクブライドなどなど。相当やかましいんですが。2時にはロビーのバーも終わり飲みたりない我々は『バー純子』へ。守屋さんと仕事の時、お店が閉まってしまった後など守屋さんの部屋で飲む時、我々はそう呼んでいます。バー純子モンタレー店の開店です。5時くらいに閉店しました。本場のカリフォルニアワイン、まいう〜でした。

2008年09月28日 日曜日 23:51 | "bbs-user"

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