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今日はBlue Noteにミッシェル・ルグランさんを聴きに行ってきました。

御年79歳。素晴らしかった。

数々の名曲を書いたホンモノです。

ジャズがどうだとかなんてレベルではなく、ただ「音楽」として、とても素晴らしいライブだった。

震災や台風、連日の放射能関連被害、そしてなぜか続く近しい人の死。

疲れた心と身体にじわっと沁み入るような優しい音楽だった。

数日前に知り合ったトリオのベーシストのピエールさんに招かれて楽屋に入りステージを降りたミッシェルさんにご挨拶させていただいた。その優しさがそのまま音楽になっているのだと確信。

あの優しいピアノ、僕は好きです。

スーパーテクニックなんて必要ない。テクニックで驚かす音楽なんて心の奥には届かない。ましてや大音量なんて。。。

もちろんネームバリューも手伝っているのだろうけど、雨の月曜日、ピアノトリオで、立ち見が出るほどの集客。そのお客さんたちもじっくりと聴き入っていた。(と信じているが。。。)

派手じゃなくたっていいんだよね。

素晴らしい曲を作ってそれを語りかけるように演奏する。

でも、それには並大抵ではない努力をされているのでしょう。

僕も頑張ろう!

ミッシェルさん、いつまでもお元気でいて欲しい。

2011年09月06日 火曜日 4:38 | "kazkondo"

Comments (2)

  • "kayokayo" says...

    ここのところ忙しくて予約したライブのキャンセルが多くミシェルさんもその1つだったので、近藤さんの感想を読んで益々行けなかったことが残念でした。
    ミシェルさんとは全然違いますが、先日のカウント・ベイシーのライブでは、単純に元気をもらって、やっぱりJAZZっていいな、BBの音の厚みは楽しいな、saxの音が好きだなと、改めて感じました。
    ジャンルとかではなく、ただいい音楽を演奏して聴いている人の心に響くっていうのは、何かを超越した、でも頑張りすぎてないものなのでしょうね。
    個人的には聴いていて独りよがり的な音は苦手ですが、近藤さんの音楽も私たちの心に届いて癒して下さるし、元気にしてもらってます。
    トッププロでも目標はあるのでしょうが、聴きに行くファンは、近藤さんがミシェルさんに感じたのと同じような暖かいものを感じて帰ってます。
    これからもずっと、素晴らしい音楽を聞かせて下さい。

    Posted on 2011年09月09日 金曜日 7:52

  • "kazkondo" says...

    ありがとうございます。
    カウント・ベイシーOrch.は昔ご本人が弾いてる頃に本当に沢山聴きに行きまして、その頃の強い思い出があるので今はまったく足を運ぶ気になれません。
    エリントンは友人もいるので来るたびに一度は行くのですが。。。
    でもエリントンやベイシーは無条件で楽しいですよね。
    ヴァンガードOrch.やマリア・シュナイダー、リンカーンセンターOrch.などは何度でも聴きに行きたいと思うのですが、どうも西海岸のビッグバンドは好きになれません。
    実は自分がやってるわりに普段ビッグバンド聴かないし好みもはっきりしてるんです。自覚はないけどほんとはビッグバンドあまり好きじゃないのかもしれませんね、今は。
    そういえば昔はフレンチジャズが好きじゃなかったな。
    もっとも、ミッシェルさんの場合はそういうことを超越してる音楽でした。
    次回はぜひ。お薦めします。

    Posted on 2011年09月10日 土曜日 0:39

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