真夏の夜のジャズin葉山

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久しぶりの小曽根真 No Name Horses、昨年の12月のオーチャードホール以来の演奏でした。
数年前に熱帯で度々出演した葉山マリーナでのジャズフェス、暫くポップスのフェスになっていたようですが、今年から新たにユニバーサルレコードが主体のジャズフェスに生まれかわりました。
大西順子さんや山中千尋さん、ハクエイキムくん、アマンダブレッカーさんらの素晴らしいバンドの後、我々NNHがトリの演奏をしました。
久しぶりのNNHは相変わらずの濃い内容でしたが、今回の目玉はなんといっても今や人気絶頂の青山テルマさん、クリスタルケイさんとの共演。
最初に彼女たちと共演することを聞いた時にはポップスを歌う彼女たちといったい何をやるんだろう?小曽根さんは何をたくらんでるんだろう?と疑問でした。まさかNNHでポップスの歌伴?
本番前日のリハーサルでその謎は解けました。
青山テルマさんはエタ・ジェイムスのAt Lastを、そしてクリスタルケイさんはドリス・デイが歌ってヒットしたShanghaiを途中美空ひばりさんが歌った日本語バージョン入りで、そして2人でジョン・ヘンドリックスが歌った超高速早口言葉のようなCloudburstを。
いやぁ、ビックリでした。テルマさんはブルージーでゴスペル歌手のよう。最初は静かに徐々に盛り上がって最後はバンドを仕切っての絶叫!思わず鳥肌です。ジャズ界ではかなりアクの強いNNHを子供のような細い身体の彼女が完全に仕切っての歌い上げ。あっぱれです!
そして大人の女性を感じさせるような色気のある歌のクリスタルケイさん。これまた歌伴とはいえ容赦しないクセの強い(!?)小曽根さんアレンジの曲をすーっと余裕な感じで歌います。
そしてCloudburstはほんとに素晴らしかった。小曽根さんのこれまた容赦なき超高速で、早口言葉のような歌詞を歌いまくり。二人のコンビネーションがバッチリなんです。
彼女たちが凄いのは歌う度にどんどんよくなり本番がいちばん素晴らしいこと。リハから何度か歌って本番にむけて完成度を高めていく、たぶん相当練習して集中しないとできません。ましてやあれだけの人気なのに自分のレパートリーは一切歌わず、いわば人の曲で、初めて生のビッグバンドで、しかもよりによってNNHで、聴いてるお客さんやバンド、スタッフを満足させてしまえる
こと。
たぶん今回の共演で彼女たちももっとジャズが歌いたくなったでしょうし、ジャズ界にもひとつの新たな朗報となるのではないでしょうか。
彼女たちの努力と集中力にとても勉強になりました。
たぶん近い将来彼女たちとの再演があるでしょう。
楽しみです。
写真はリハーサルでの一コマと隣の暑そうな正典、そしてサックスセクション全員で…のはずですが、あれモッチーさんは?

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2011年08月07日 日曜日 8:11 | "kazkondo"

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