ボーカリストのmegさんの東北ツアーに行ってきました。
昨年自分のカルテットでもお世話になった盛岡すぺいん倶楽部、秋田キャットウォーク、そしてmegさんの出身地の秋田県大館市、さすがに東北地方はmegさんのお膝元、どこも沢山のお客様で盛り上がりました。
そんな中、旅の楽しみの一つは食事です。
特に盛岡は好きなものが沢山あるのですが、とりあえずはすぺいん倶楽部の目の前の「食道園」の冷麺(写真上)。盛岡には冷麺の美味しいお店は数々ありますが、ここ食道園は盛岡冷麺の本家本元、発祥のお店で昭和29年創業ですから60年近くも味と人気を守っているお店です。ダシも麺も抜群です!昨年の僕のカルテットの時はリハをちゃっちゃと切り上げ4人でいただきましたし、今回もmegさん以外の東北地方で活躍されている北田了一(p)さん率いるトリオの皆さんとリハ後揃っていただきました。ここ、お肉も相当美味しいらしいので次回はぜひとも肉焼きたいと思います。
そして盛岡でもう一つ外せないのが「じゃじゃ麺」。2008年のmegさんのツアーで初めて食べて以来はまってしまい毎回食べています。昨年の僕のツアーの時は駅ビルの麺屋のじゃじゃ麺を食べた大坂くんと今泉さんには大不評でした。じゃじゃ麺自体かなりB級グルメ的なものなのでお店によって相当味が違うのでしょうね。
というわけでじゃじゃ麺と言えばやはり「白龍(パイロン)」!
うどんのような麺をかなり柔らかめに茹で、その上にキュウリ、ねぎ、秘伝特製肉味噌、おろした生姜、紅生姜がのってきます(写真下左)。それをぐちゃぐちゃに混ぜ、そこにラー油、酢、ニンニクをかけて頂きます(写真下真ん中)。
見た目はとても美味しくなさそうでしょ。ところが不思議な食感と不思議な味。癖になるんです、これが。
そしてもう一つ儀式があって、食べ終わったお皿にテーブルの上の生卵を割り、皿にこびりついた味噌をかき集め卵と混ぜてカウンターに乗せ「お願いします」っていうと、そこに茹で汁を入れ味噌とねぎを追加して「ハイよ、ちーたんたんお待ちどう」って返ってきます。「ちーたんたん」という卵スープのできあがり(写真下右)。お好みで胡椒などで味付けしていただきます。
まあこれってご飯食べ終わった茶碗でお茶飲むとこびりついたご飯粒がとれて洗うのに楽になるのと同じような気がしますが。。。まあ儀式だと思えばね。
この白龍って店もデパートみたいなのの地下にできた綺麗なとこにも行ってみたけどやはり本店がだんぜん美味いです。ここも食道園同様創業60年くらいみたいですね。
やはり頑固に自信もってこだわってやっているお店はいいですね。もう少しいえば、その頑固さが押し付けがましくないのが素晴らしいです。押し付けがましくないからこそが長年人気を保つ秘訣でしょうか。謙虚さを忘れず時代に流されないこだわりに安心感と魅力を感じます。私もそうありたいものです。
しっかし、どちらも美味かった!
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