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会場に入ると千葉県の4つの高校の吹奏楽部によるゴールデンコンサートが始まっていました。詳しくは分からないのですが、恐らく出場4高校はどちらもかなり吹奏楽に力を入れているような学校らしく、その規模や腕前はかなりのもの・・・
全体での演奏の迫力はモチロンなのですが、何よりも趣向を凝らしたステージに驚かされました。
楽器を持つ人もリズムを取るくらいの動きではなく、楽器を回し、振り、ステップを踏み、踊り、歌い・・・演奏者以外にもチアーやタンゴが踊られたり、ローラスケートを履いた人や客席通路までふんだんに使ったミュージカル風の動き。小道具や衣装が華やかでコンサート+学園祭+演劇会が一緒になったような、「青春」がそこに繰り広げられていました。
この日の為に学生さんたちが普段どれだけ練習してきたのか・・何故かプロ野球に対する高校野球などを思い出してしまいました。
そんな学生さん達の熱血ステージが終わるとお待ちかね、EMバンドの登場です。
もともと後ろには立ち見も発生していた会場でしたが、EMバンド前には更に壁面にもズラーッと人・ひと・ヒト。
それまで各校80人はステージ上にいたのではないかと思う密集度から急に17名になるとスカスカな感じがしましたが、さすがプロ!音は何十倍もの迫力!!
「ロッキーのテーマ」に始まったEMバンド、普段プロの音を聴く機会があまりない学生さん達の驚きようは凄かったです。皆、硬直してまさに息を呑んで見入っていました。(そんなところばかり観察していたわけではないのですが・・・)
近藤さんはSing Sing Sing風の「Sing Sang Sung」の終わりでソプラノソロを、続く「Stella By Starlight 」では長いアルトソロを。近藤さん以外は誰も音を出さないまさにソロ。お得意のこれでもかの多音使いでまたまた客席は凝視&硬直状態。早いけれど滑らかでまろやかな近藤さんの音は昨日も健在でした。ソロ直後に隣の高校生が同級生に一言、「すっげぇ〜・・・」
エリックさんのハイノートも、講座ではない佐野さんの指笛ソロも、立飛さんの15分近くもあったと思われるドラムソロも、その他皆さんも演奏ごとに拍手喝采、当たり前ですがプロの音を響かせていらっしゃいました。
終演後は大雨になってしまいましたが、音楽を心から楽しめた気がしましたので、気持ちよく会場を後にすることができました。
そういえば近藤さんは船旅後だったんですものね、お疲れ様でした。
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