1090 From: [ 近藤和彦 ]
前回の書き込みから1ヶ月以上経ってしまいました。。。
この1ヶ月にはいろいろありましたが、中でも印象深かったのは、まず1月終わりにはTbの巨匠向井滋春さんバンドで2日間のツアーに行きました。たまに向井さんバンドには参加させていただいていますが非常に勉強になります。できればもっと沢山ご一緒させていただきたいです。でもかならず自分の不甲斐なさに落ち込みます。一緒に地方に行くのは始めてだったので緊張しましたがやはり今回も凹んで帰ってきました。まだまだ足りないものだらけを実感しました。向井さんはちょうど1月で還暦を迎えられ名古屋のライブではサプライズでお祝いをしましたが、沢山の方に祝福されている姿を見て自分があの年まで現役でいられるかとかはたして自分はお客さんに祝福されるだろうかとか考え、改めて向井さんの功績はすごいことだとひしひしと感じました。自分も頑張らなきゃいけません!でもあれ以来向井バンド喚ばれないんだよな。。。
そして2月には2年ぶりで時任三郎さんのバースデーライブに参加させてもらいました。バンドは超豪華で我らが小曽根さん、大坂くんのドラム、ベースは井上陽ちゃん、道下さんのギターに僕とTb中川英ちゃんという顔ぶれ。ゲストは大竹しのぶさんとKAT-TUNの田口くん。いやぁ楽しかったです。時任さんのマイペースな気どらない男っぽさに憧れます。あんな風に大人になれたら、のお手本です。普段からほんとに素敵なんですよ。
そして守屋さんの仕事で毎年恒例の岡崎市での子どもの為のJazzワークショップ。純粋な子どもからはいつも本当に沢山のパワーをもらいます。
あ、その間にBlue NoteにChick Corea BandでKenny Garrettが来ていて、ちょうど用事もあったので今回もたくさん遊びました。とはいえ最近はご飯食べたりするだけですが。面白い話や勉強になる話しも沢山しました。世界で活躍してる人だけあって刺激を受けます。もうだいぶ長い付き合いなので僕の前ではフツーの友達ですが一緒に他のジャズクラブとか行くと外人の出演者とか店の偉い人とかみんなわざわざ挨拶に来て少し偉そうにするのが面白いのですが、実際偉い人なんですよね。
そして1月のフラメンコの後取り組んでいた宿題の一つ、熱帯のレコーディングがありました。そうです、今回は熱帯に1曲アレンジをしました。BIG BANDはほんとに書くのが大変で、しかも熱帯は独特なカラーがあるし、ラテンだし。正直ラテンのリズムの決まりなんてあまりよくわかってないんです。しかも中路くんや森村さん、タイセイくんの名アレンジャーにはかなわないし。ま、とりあえず僕らしいといえば聞こえがいいですが、へんてこりんな曲を書きました。今までにはない熱帯サウンドになったのではないでしょうか。熱帯では御法度とされてきた変拍子を書いてしまいました。ヒンシュクだったかな。自分としては楽しい感じに仕上がりましたのでお楽しみに。
そういえば、少し前に仕事したCMが今流れてます。JRの「そうだ、京都行こう」のCMです。なんとクラリネット吹いてます。saxも吹いてますがあまり聞こえませんがクラは最初に出ますから聞こえますよ。たまに仕事でクラがあると前日に必死にロングトーンとかしてどんな譜面かドキドキしながら仕事に向かいます。今回もなんとか出来てよかった。綱渡り人生です。普段からちゃんと練習しなきゃと思うんですがなかなか家でクラは登場しません。。。やはり宿題はぎりぎりだし試験前にしか勉強しなかった学生時代となーんにも変わってないんですよね。ちゃんとしなきゃって言いながらもうすぐ45年。いつかちゃんとする日が来るのだろうか。
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