NNH
2011年11月01日 火曜日 2:08 by "kazkondo"
10月15日からNo Name Horsesのツアーが始まりました。
今回のお題は「ラプソディー・イン・ブルー」。でも新譜はベイシーやサドメルなどのカバー。
でもこれだけでは結局オリジナル曲がないことになってしまうので、1部はオリジナルとカバーを織り交ぜて、2部は30分以上のラプソディ1曲という構成。
ベイシーやサドメルのカバーといったってこのバンドが普通にやるわけはありません。カバーなのに基本はコンボの考え方なんです。まったく気を抜けません。
そしてラプソディーも題材はラプソディーですが小曽根さんの超オリジナル斬新なアレンジで聴いたことがないラプソディー。僕はアルトの他にフルートやピッコロも出て来るのですが、あの冒頭のクラリネット役じゃなくてよかったです。あれ毎回やると自命が縮まりますよ。でも毎回完璧にこなす岡崎正典くんはほんとうに素晴らしい。クラだけではなくもちろんテナーもここのところ音も内容も本当に素晴らしいです。
このバンド、毎回感じますが、小曽根さんはもちろんですが、全てのメンバーのソロが凄くて、自分が毎回それを聴けることがとてもラッキーだと思います。でもその分自分にもプレッシャーはかかるわけですが。
ツアーも残すところあと1本。最後まで気合い入れてガンバリマス!
在来線移動。ビッグバンドの移動は荷物や楽器が多くて大変なんです。
と、札幌から函館へ移動はプロペラ機。なんだかわくわくしますなぁ。
(左)そして夜は日々楽しい宴。でも移動が早いスタッフの皆さんとはあまり一緒に飲めません。なので一緒になると盛り上がるのです。この方々、こう見えても凄い人たちなんですよ。奥から照明の岡田さん、調律の曽我さん、音響の伊藤さん。この方々のお陰でコンサートができるわけです。本当に感謝しています。でも伊藤さん笑いすぎ。
(右)ステージではあんなに凄いプレイをするのに。。。tb片岡雄三氏とts岡崎正典氏、「先に帰りま〜す!」のポーズ。
葡萄棚の下
2011年11月01日 火曜日 1:15 by "kazkondo"
10月8、9日の2日間、立川の葡萄園の葡萄棚の下でBass上村信氏と演奏しました。
Art in Farmという活動をされている人たちからの依頼でした。
2日とも天気に恵まれ葡萄棚の上には月もありとても幻想的な空間での演奏で、たくさんの虫の声のとの共演も非日常的でとても楽しかったです。お越しくださったお客様は2日で約200人。ベースとサックスのデュオというマニアックな編成にもかかわらず、皆さん熱心に聴いていただけて本当に嬉しかったです。
せっかくのお客様のアンコールの声を司会者が強引に自分たちの話しをして断ち切ってしまい残念でした。お客様には申し訳なく思っています。しかも「CDが2500円とは高いけど記念に買ってあげて」などととびっくりするようなことを言われたこともとても残念な気持ち。せっかくお客様も我々演奏者も気持ちいい夜だったのに。
悪気はないのでしょうが人前で話す時には言葉やタイミングは重要ですよね。自分が気をつけようと思いました。
なんにせよいい演奏といいお客様で満足な夜でした。
災難
2011年11月01日 火曜日 0:39 by "kazkondo"
なんだか慌ただしい日々が続きブログを1ヶ月以上も空けてしまいました。
前回のブログ「熱帯」は実は新幹線の中で書いたものです。大阪に向かう新幹線、そうです、あの台風で11時間半も閉じ込められ結局大阪に行けなかった日です。
時間的には熱海で停車してる時に書いたようですね。
あの日は昼12:10の新幹線に乗り、まあ1、2時間くらい遅れても大阪には行けるだろうと軽い気持ちでした。で、まず熱海に着いて先で強風のため停車するとのこと。1時間くらい停車した後動き始めて三島に着いたら先が強風と停電でしばらく停車するとのこと。待つこと4時間、「この列車はこれから上りホームに入り東京行きのこだま号になります」というアナウンス。???ってことは大阪には行けないということ?その後ちょろちょろっと動き始めたと思ったら急に電気も消え停車。「停電区域に入っちゃいました〜」とのなんとも情けないアナウンス。そこから1時間くらい雨風の中停電したまま待ち、やっと動いて三島の上りホームに。「この列車はこれから東京行きこだま号になります。この先の運転は見合わせ、復旧のめどはたっていません」???じゃ東京にも戻れないってことか?そしてまた1、2時間経ちやっと動いて小田原へ。小田原からはやはり折り返して東京に戻る人がどっと乗り込んできてお盆のときのような混雑に。指定席は解除され全てが自由席になったので荷物や楽器をそのままにして外に買い物に行くこともできずただ待つのみ。そこからまた4、5時間。やっと動き始めついに新横浜まで帰ってきて次は品川。時間は夜10時半。0時までには家に帰れそうだと思ったのもつかの間、品川駅目前でまたもや停車。強風で飛んできたアルミの板か何かが車輪に挟まったとのことでだめ押しの1時間停車。結局東京駅に23:40着。ちょうど11時間半かけて三島に行って戻ってきました。
おかげで大阪でのライブには行けず、楽しみにしてくださっていたお客様には本当にご迷惑をおかけしました。
そしてそれから2週間後、大学で教えた後くたくたで帰ろうと夜9時に大雨の中車に。いつもテナーとアルトを持っていくので荷物も含めるとけっこうな量なんです。いつもは楽器を積んでそのまま鞄を持ったまま乗り込むのですが、大雨だったのでまず助手席に鞄を入れドアを閉め楽器を積んでさて乗り込もうとドアに手をかけた途端ドアロックがカシャっと。最近の車ってキーを持っていればリモコンで操作しなくてもドアハンドルに触るだけでロックが開いたり閉まったりするんです。おいおい、と思いもう一度ドアに触れてもなんとびくともしません。血の気が引きます。なわけないでしょ、って思っても作動しません。キーは助手席の鞄の中です。理由はわかりませんが、とにかく財布も何もかもが鞄の中で車は開きません。救いは携帯だけ持っていました。でもこれまた電池はほとんど残ってなくてどこかに1回電話したら多分終わりの状況。普通はJAFを呼びますが最近のそういう電気制御されてる車の鍵がJAFで開くとは限りません。いろいろ考えた末、家にいる奥さんに電話をして家から電車でスペアーキーを持ってきてもらえるようお願いしました。大雨のなか1時間半。寒かった。。。小銭もないので温かいものも買えずにただじっと待つのみ。
まあ11時間半の缶詰にくらべれば1時間半なんてあっという間でしたが。
なんともついてないことが続きました。